密輸みつゆ
仕事場しごとばの財産ざいさんを労働者ろうどうしゃたちがくすねるのを防ふせぐために、門もんでは守衛しゅえいが見張みはっている。
その守衛しゅえいが、手押ておし車ぐるまに袋ふくろを乗のせて通とおり過すぎようとするイワンいわんに目めを付つけた。
「袋ふくろの中なかはなんだ? イワンいわん」
「大鋸屑おがくずでさ。こいつをうちでたき付つけにするのを監督かんとくさんが許可きょかしてくれたんだ」
しかし、守衛しゅえいはイワンいわんの言葉ことばを信用しんようしない。
「開あけるんだ!」
袋ふくろの中味なかみがぶちまけられる。本当ほんとうに大鋸屑おがくずしか入はいっていない。
次つぎの日ひも同おなじ場面ばめんが繰くり返かえされる。
「今度こんどは騙だまされないぞ。開あけろ!」
イワンいわんは袋ふくろを開あける。やはり、大鋸屑おがくず以外いがいなにもない。
三日目みっかめ、四日目よっかめと、同おなじことが繰くり返かえされる。
七日目なのかめ、ついに守衛しゅえいは根負こんまけしてしまった。
「なあイワンいわん、お前まえが何なにかくすねてるってことはわかってるんだ。だけど、もうおれは検査けんさしないよ。おれは見みて見みぬふりをする。誰だれにも言いわない。だから、こっそり教おしえてくれ。いったい何なんをくすねてるんだ?」
「手押ておし車ぐるまだよ。」
认证爆款剧有用吗新生公务员编制 参考译文
走私
为防止工人偷工厂的财产,工厂在门口设了门卫看管。
门卫对推着手推车,车上装着袋子要出门的伊凡起了疑心。
“袋子里装的是什么?伊凡?”
“就是些锯末,用它作为引火柴,监工许可了的。”
可是门卫不相信伊凡的话。
“打开!”
袋子被打开,全部倒了出来。果然全是锯末。
第二天门卫又看到伊凡同样出来。
“这次我可不会上当。打开!”
伊凡把袋子打开,和昨天一样,除了锯末没有其他东西。
第三天,第四天也发生了同样事情。
第七天,守卫坚持不住了。
“喂,伊凡,我知道你肯定偷了什么。不过我今后将不检查你,我对你佯装看不见,不告诉任何人。请你悄悄告诉我,你到底偷了什么?”
“手推车啊!”